AKA仙腸関節法
AKA
腰痛とAKA-法について
腰痛はどこに起きるのでしょうか?ふつうは背骨の下部の腰椎からおきると信じられています。ところが実際は腰の臀部痛が多いのです。しかもさらに大腿の方に痛みが延長しています。そこにあるのは骨盤でその中心は仙腸関節です。
以前はこのような痛みは腰痛症と座骨神経痛といわれていました。しかし、日本関節運動学的アプローチでは仙腸関節機能障害とその関連痛と呼びます。
-なぜ仙腸関節からいたみがでるのか?
仙腸関節が痛みをおこすのは、
- A:この関節が捻られて捻挫を起こしたとき
- B:この関節に疲労が重なって炎症を起こし腫れたとき
- C:この関節が加齢による障害で捻挫や炎症を頻繁におこしやすくなったとき
それぞれAタイプ、Bタイプ、Cタイプの仙腸関節機能障害とします。実際の腰痛がどのタイプなのかは、AKA-博田法を行わないとレントゲンやMRIではわかりません。
AタイプはAKAでじきに改善されます。Bタイプは炎症が引くまで2~3カ月を要します。CタイプはAKA-博田法でいったん落ち着いても再発がよく起こります。
-まれな原因の腰痛もあるが
まれな腰痛としては椎間板ヘルニアがあります。この病気は腰痛よりも下肢への痛みが主な症状です。MRIでヘルニアがあってもそれが原因とは限りません。ヘルニアはMRIを撮ると正常な人にも普通にみられるからです。骨折もまれにあります。ほとんどは高齢者の骨粗鬆症が基盤にあります。
脊柱管狭窄症では下肢の痛み、しびれによる歩行障害が主な症状であって、腰痛はおきません。もし起きているとき、それは仙腸関節機能障害です。MRIで狭窄像があってもほとんどは単なる加齢現象であって年長者にはほぼ全員にみられるもので、大部分は病的なものではありません。
また、腰椎すべり症単独では腰痛を起こしません。おきているときは仙腸関節からの痛みです。これらは単なるレントゲンやMRI上の病名ですから実際にそれが原因かどうかは仙腸関節を治療してみないと本当の原因かどうかはわかりません。あわてて手術などの短絡的な方法に飛びついてはいけません。
-AKA法は仙腸関節機能障害の治療法です
機能障害というのは、仙腸関節という骨盤のつなぎ目がうまく動かなくなっている状態です。たとえて言うと歯車がひっかかってかみ合わなくなったときとか、アルミサッシの窓の開け閉めがひっかかってスムーズにいかなくなった状態です。歯車やサッシが壊れているわけではないのです。このときスムーズに動くようにひっかかった部分に手で調整を加えるとまたスムーズに動きだします。
このように人間の手で触りながら仙腸関節の動きをよくする方法がAKA-博田法です。仙腸関節機能障害の腰痛は骨や関節が壊れているわけではなく、機能上の障害ですから手術のような方法や体操、ストレッチなどでも治すのは難しいです。
-AKA法はどんな治療法か
AKA法は、正式には関節運動学的アプローチ-法といいます。その省略形がAKA法です。
治療はベッドに横向きに寝た患者さんの骨盤に手をあてて仙腸関節を1~2ミリ動かして仙腸関節の動きをスムーズにします。時間は5分ほどです。治療中の痛みはほとんど感じません。治療を終わるとそれまでの痛みがだんだん和らいでいきます。
2024年5月30日
